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11月23日、北朝鮮が韓国に砲撃し犠牲者が出たというニュースが入ると、翌24日、朝鮮学校への授業料無償化制度の適用について、菅首相は「私から(高木義明)文部科学相に、こういう状況の中なのでプロセスを停止してほしいと指示を出した」と述べ、仙谷由人官房長官も「現在進めているプロセスをいったん停止する方向に動く」などと発言した。朝鮮学校の教師や生徒、関係者を長期にわたって散々苦しめた挙げ句、ようやく適用が決まったばかりの無償化制度適用をまたもや棚上げにすると発表したのだ。

子どもにとって生きていく上で何が最も耐えがたくつらいかといえば、不和や虐待などの家庭の問題を除けば、学校や近隣を初めとした日常生活の場における差別・いじめではないかと思う。いじめがつらいのは、大人も同じだが、まして年端のいかない十代の少年・少女においてをや。

菅氏が総理になってすぐに沖縄に行った際、もうこれ以上基地の押しつけには耐えられないと抗議する沖縄の人たちに向かって「感謝します」(趣旨)と言ったとき、この人の感覚は普通ではない、と思ったが、まさかこんなことまでやるとは…。何を目的としてこういうことを言い出したのか知らないが、政治家とか首相とかいう前に、一人の人間として考え方に重大な欠陥があるとしか思えない。菅氏だけではなく、仙石、高木氏などの閣僚も同じである。一体、朝鮮学校の十代の生徒たちが北朝鮮の砲撃にどんな関係があるというのだろう。恥も外聞もない、明白な弱い者いじめであり、百害あって一利なしとはこういう手法を指すだろうと思う。国際的にも呆れられ、軽蔑されるのがオチだということが分からないというのが不思議である。

今年2月に日本は「国連人種差別撤廃委員会」から多くの懸念と勧告を受けているが、当然のことながらその中には、高校無償化から朝鮮学校を除外するという案件も入っている。また3月には、同委員会は日本報告書審査にともなう総括所見を発表。「日刊ベリタ」のこの記事によると、これを受けアムネスティ・インターナショナル日本は、以下のように述べていた。

「日本政府がただちに、勧告の完全実施に向け必要な措置を講じるよう要請した。国連の総括所見は、日本の国内立法は差別の禁止を明確に規定していない。そのため、差別行為、嫌悪発言、公人による差別的な発言の流布、扇動が横行している現状を指摘、包括的な差別禁止法を制定し、刑事上、民事上の責任を明らかにするよう日本政府に要請している。これが実現すると、移住労働者や在日韓国朝鮮人に差別と排外主義の言動を繰り返しているネット右翼や在特会(在日特権を許さない市民の会)などの動きは許されないことになる。また鳩山政権が検討している高校無償化から朝鮮学校を除外する動きに対しても懸念を示し、朝鮮学校高級部の無償化対象からの排除は、現在日本社会を覆っている排外主義と関わりがあると言い切っている。」

何のことはない、菅政権は国連の「日本政府がただちに、勧告の完全実施に向け必要な措置を講じる」ようにとの要請に応えるどころか、朝鮮半島の混乱に乗じて政府自ら率先して、国連の言う差別と排外主義の増幅に手を染めているのだ。「最小不幸」どころか自分たちの手で不幸の種を蒔き散らしているのだから、何ともお粗末な政権だという慨嘆を抑ええない。

それから小沢一郎氏のことだが、この人が信頼のおける政治家でないと思うことの一つには、十何年も前から「国連主義」を唱えておきながら、人種差別や死刑制度の廃止に関しての国連からの勧告をまともに取り上げたり、積極的に取り組もうとする態度を見せたことはただの一度もないように見えることがある。国連、国連というのなら、朝鮮高校の無償化対象除外問題に関する国連の勧告についても真剣に受けとめ、党内で積極的に言葉を発し、排除阻止に力を尽くすのが当然ではないだろうか。これを見ても、小沢氏の国連主義というのは、ISAF(国際治安支援部隊)への加盟など軍事問題に限ってのことであろうという疑いを強くもった。私は国連指揮下であろうとも軍事力を行使することには絶対反対だが、これでは小沢氏は自ら口にする国連問題に関して最低限の筋も通していないことになるのではないだろうか。

人間についての定義をしようとすれば、多種多様、いろいろな意見があるだろうが、何人たりとも差別(それがどのような性質のものであってもそうだが、特に人種差別はそうではないかと思える)に耐えることはできない。自分自身で思いを巡らしたり、経験に即して考えてみたりしても、これは人間の条件の一つであるように思うが、何よりも歴史が証明してきた事実であると思う。もちろん日本の侵略・植民地支配の歴史こそがそうであり、外国人の学校も含めて授業料を無償化するというのなら、何はさておいても、在日朝鮮人の所属する学校に対してこそ真っ先に支給すべき筋合いであるだろう。これは余談になるかと思うが、私は、今の日本に在日朝鮮人がいてくれるということは、日本社会にとってつくづく感謝すべきことであると思う。もちろん例外はあるにしろ、在日朝鮮人の発言を聞いたり、文章を読んだりしてみると、一般的にいって日本人より思考力が、深さといい、鋭さといい、確かさといい、格段に優れているように感じることが多い。同じ社会の空気を吸って生きていながら、そして人口比率からいえば一握りでしかないのに、不思議なことだがこれは紛れもない事実であるように感じる。ずっと以前からそうだったのか、それとも近年の傾向なのか、どちらなのかははっきりしないのだが、あるいは後者ではないかという気もするのである。菅政権は一刻も早く、朝鮮学校の生徒、教員、関係者に謝罪し、今回の冷酷な措置を取り消すべきである。
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2010.11.26 Fri l 社会・政治一般 l コメント (1) トラックバック (0) l top

コメント

日本人は、韓国をマダマダ
上からものミセンだからだと思います。
2010.11.26 Fri l ティーカップ. URL l 編集

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