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前回記した岩波書店労働組合の金光翔さんに対するイジメ・嫌がらせ攻撃のうち、今回は、(3)と(4)の項目を取り上げる。時系列を見ると、(3)~(6)までの出来事のすべては、(3)2010年8月31日の松岡秀幸氏執筆の文章の件から始まって、(6)2010年9月24日の岩波労組役員(渡辺尚人委員長・山田まり執行委員)と金光翔さんとの話し合いの件まで1ヶ月足らずの期間に起きたことである。これには自分で日時を書いておきながら今回初めて気づいて、今さらのように驚いてしまった。一つひとつの事件の中身があまりにも濃厚かつ刺激的であるため、何となく半年とか1年とかのかなり長い期間に起きた出来事のように感じていた。

あらためて概略を示しながら、感想を述べていきたい。(3)は、「岩波書店労働組合営業局職場委員会」発行・配布の文書に、松岡秀幸氏の‘誰にも迷惑をかけていない、それどころかみんなから信頼されている組合員(図書室員)を「有期間雇用」を理由に切ろうとするくせに、一方で会社は大きな問題を放置している’ ‘残業問題は、これまで組合との信義のなかで業務が成り立ってきたというのに、会社はその信義を踏みにじった’‘全社員に関わる社員の安全や信義に基づく情報の安全の不安がある’ ‘こんな強気に易し、弱い者に不利益を与えるというような会社の仕打ちを、絶対に許すことはできない’という趣旨の文章が載り、これは社内中に配布された。

松岡氏の文章内容は気になるといえば全部気になる。正直に言えば、「これが出版社の(それも良識ある出版社として世間に知られてきた)社員の、またそこで労働組合の役員を務めたこともある人物の発言だろうか?」と呆気にとられない主張は一つとしてないほどなのだが、なかでも問題だと感じたのは、「有期間雇用」の組合員を解雇しようとする会社に抗議している、その遣り方である。松岡氏は金光翔さん(名前は出されていないが間違いないだろう)を全面的に否定することで、「有期間雇用」の組合員を擁護しようとしているが、こういうことはどんなことがあっても決してやってはならない人品卑しい行為ではないかと思う。「有期間雇用」の人がごく普通の良識をもった人だったら、別の人物を貶めることによるこのような擁護のされ方をしても困惑したり不快に感じたりするだけだろう。

そもそも金さんは、松岡氏の文章が配布される3日前の8月28日、「首都圏労働組合特設ブログ」に「岩波書店、非正規社員を雇い止め 」という題で「雇い止め」の通告をした会社をきびしく批判する記事をアップしている。記事は「現状の「労使一体」の体制の下では、編集業務は「岩波らしさ」を担保するために正社員に限り、フリー編集者との契約や外部出版社への委託を認めない(だから同じ書き手やそのグループの本ばかりが出る)」、「60歳定年退職者については希望者全員が65歳まで月額25万円で再雇用され」ているなどの岩波書店の現状を分析した上で、この「雇い止め」が不当であることを指摘した説得的な内容の文章だったと思う。むしろ、松岡氏の文章こそ、ある別の人物を徹底的・全面的に否定し、排除したい(会社にそのようにさせたい)という自己の欲望・執心があるために、本人の主観はどうあれ、結果的には「雇い止め」にされかけている人物を利用しているという面が出てはいないだろうか。


   

その「岩波書店労働組合営業局職場委員会」発行の文書が社内中に配布されて9日後、9月9日に組合執行部は、金光翔さんに組合文書を「無断引用」したという理由で「抗議文」を渡している。これが(4)。実は、金光翔さんは上記の松岡秀幸氏の文章が社内に配布されてから2日後の9月2日に「首都圏労働組合特設ブログ」において「岩波書店労働組合員、会社に対して私への弾圧を扇動 」という記事をアップし、松岡氏の主張に逐一反論。おそらく完膚なきまでに論破している。「抗議文」は金さんがその記事をアップした一週間後に渡されているので、組合のいう「無断引用」とは金さんが松岡氏の主張に反論するために記事中で松岡氏の文章を引用したことを指しているのであろうと思われる。

しかしそれにしては、「抗議文」のなかの「岩波書店労働組合に結集する組合員が団結し団体交渉その他の団体行動をすることの妨げとなります」との組合の主張は、意味不明だと思う。金光翔さんは自分に関するきわめて不当だと思った言説にやむを得ず反論しただけのはずだが…? そして反論に限らず、誰かの主張や見解を批評する際には、その人物の主張なり見解なりを引用することは不可欠である。そうしなければ批評は成立しないだろう。なぜ、こんな当然のことを出版社の労組の人々に言わなければならないのか分からないが、この種の引用は当然誰でも「無断」でやっていいことである。まして、この場合、自分の人格を不当に傷つけられ、基本的人権を踏みにじられる誹謗中傷文を会社中にばら撒かれたのだ。少なくとも金さんはそのように受けとめた。「抗議文」を渡した組合執行部は、そういう金さんに対し、あらかじめ文章の執筆者である松岡氏や配布責任者である自分たち組合役員に「反論を書いて、自分の所属している「首都圏労働組合」の特設ブログに掲載してもよろしゅうございますか?」という許可申請をせよ、とでも言いたいのだろうか。

金さんは松岡氏の文章をそのまま放置しておくわけにはいかないと思い(当然であろう)、松岡氏の主張の不当性を指摘した反論文を「首都圏労働組合特設ブログ」に掲載した。先に金光翔さんへの攻撃をした「岩波書店労働組合営業局職場委員会」と松岡氏がここでなすべきことは、金さんの反論にどのように応えるかしかないはずである。ところがそれはしないで(頬かむりして)、松岡氏は奥に引っ込んだまま、組合役員が複数で表に出てきて、金光翔さんの正当な権利である反撃に対し「無断引用」という言いがかりをつけた上に、「岩波書店労働組合に結集する組合員が団結し団体交渉その他の団体行動をすることの妨げとなります」などという陳腐かつ訳のわからない文章を盛り込んだ「抗議文」を相手に突きつけているのだ。一般社会のどこで誰にこのような行動が正当なこととして受け容れられ、理解されるだろう。こういう最低限の論理も道義も弁えない支離滅裂な行為を世間では普通「盗人猛々しい」とか「いけずうずうしい」などと表現するのではないかと思うのだが? 
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2011.04.20 Wed l 言論・表現の自由 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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