QLOOKアクセス解析
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top
何かと最悪の出来事つづきだった2011年ももうすぐ終りですね。今年一年、拙い記事を読んでくださった方、ブログなどで取り上げて評してくださった方、厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

3.11以後、これだけの事故が起きたのだから、危機感で政治も少しは良い方向へ変わるのではないかという期待をもったのですが、菅さんが少し頑張ったという印象はあるものの、以後むしろ事故前より悪くなったように思えます。来年はもっときびしい日々になるかも知れませんが、皆さんどうぞよろしくお願いします。これは今年最後のエントリーです。代わり映えのしない内容ですが、お読みいただければ幸いです。


   1
オール・ジャパンで(対談・野田佳彦×小島慶子 )
小島:では、数ある税金の種類の中で、なぜ《消費税》なのですか。社会格差が広がる中、格差の上の方にいる人達からたくさん吸い上げて、それを、チャンスに恵まれなかったり、とても弱い立場に追い込まれている人たちに回すようにするのが先なのではないでしょうか。皆が負担する消費税より、「お金がたくさん有る人からまず取る」タイプの 税目もあるのでは?
野田:どなたにも、社会保障は必要になります。人生の前半の段階では子どもを持つ若い方への子育て支援、 また、人生老いていく時には、年金、医療、介護が必要になってまいります。だから、特定の誰かではなく世代を越えてオール・ジャパンで、公平感がある税金で《お互いに支え合う》んです。今回の震災では、支え合う強い絆が生まれましたが、社会保障もまさにそうで、保険料と税金等で、世代を越えた支え合い制度を構築するんです。 」

野田首相はこれまで自ら執り行なう政策について有権者にまともな説明をしたことはなく、珍しく口を開いたと思えばこんな調子である。諺に「物言えば唇寒し秋の風」とか 「言わぬが花」とかいうのがあるが、これらは野田さんにはまさにピッタリの格言のように思える。だから口を開かないようにしているのかも知れないが(?!)、「オール・ジャパン で」、「公平感がある税金で」って、貧乏人には「公平感」なんてさらさらないですよ。「不公平感」の次元を超えて、3年後、5年後、はたして無事に生活していけるのだろうかと不安にかられているのですが。まして今年は東日本大震災、大津波、原発の炉心溶融による放射能洩れ事故が起きた年である。被災して家族や家や仕事を失った人々には日々このような増税はじわじわと効いて生活を圧迫することになるのだ。それにしても「オール・ジャパンで」という言い方はあんまりだろう。毎日新聞のこちらの記事を見ても「税と社会保障の一体改革」はやはり「消費増税と社会保障の更なる切り捨て」に他ならないのだ。消費増税の問題だけではない。アレヨアレヨという間もない27日の武器輸出禁止3原則の緩和決定といい、ここ数日の沖縄・辺野古アセス評価書の搬入方法といい、この政権は何か非常に不気味である。


   2
同じことをやろうじゃないか(対談・石原慎太郎知事×橋下徹市長:教育の破壊的改革を追求)
 橋下 今の教育行政は組織になっていない。政治的中立性の名のもとにコントロールが利かない状態。ここの組織化を考えて教育基本条例案を出したが、文科省は「橋下が言ってることは法律違反」と言ってきました。それなら法律違反と言われる条例をつくって、国民的議論を巻き起こすしかない。
 石原 (職員に向かって)おい、大阪の条例を取り寄せろ。同じことをやろうじゃないか。 」

石原都知事は大阪市長選で橋下市長の対立候補を応援した与野党幹部が、橋下氏との会談では歓迎ムードだったことについて、「こびを売ってみっともない」と切って捨てたそうだ。確かに石原氏はわざわざ大阪まで橋下氏の選挙応援に行ったのだから(これはあるいは自分の息子である自民党幹事長の考え・立場が絡んでいるのかも知れないと思うが。)与野党幹部と同列には扱えないが、この対談内容は「こびを売って」いるかどうかは微妙だが、たいへん「みっともない」ことでは与野党幹部たちとあまり変わりないように私には思える。今さらながらではあるが、この対談における石原氏の発言は何れも石原慎太郎という人物がとことん底を打って低劣になっているということを証明しているのではないだろうか。 教育基本条例案についての橋下氏の狭量で底の浅い話を聞いて、「おい、大阪の条例を取り寄せろ。同じことをやろうじゃないか」って、一体何という反応だろう。このような暴君二人が学校に対して現在以上にさらに抑圧を強めていくことは、児童・生徒・教員・保護者の精神・生活から喜びや解放感を根こそぎ奪い、窒息させ追い詰めていくことになるだけだろう。

だいたい、石原氏は高校時代学校をよく休んだり、教師に反抗したというようなエピソードをエッセイに書いていたと思うのだが? それに弟は典型的かつ徹底的な不良少年だったのでしょう? また橋下氏は子沢山らしいが、家で育児に関わったことは全然ないとテレビで話しているのを聞いた記憶がある。このように、自分ができもしないことを他人には強引に一方的に押し付け(この教育基本条例案は保護者に対し一方的に責任や義務を課している。)、 恫喝さえ繰り出して支配しようとするのは恥知らずのやることであり、したがって教育現場にとって二人は最悪最低の首長というしかないだろう。 実際に二人が話している内容には子ども、教師、保護者の心情や環境や立場をいくらかでも慮った言葉はただの一つもない。窺えるのは、自分たちがどうやったら学校と学校関係者を効率的にコントロールし、羊のごとく従順な学校集団に作り替えて支配できるかという一念だけである。こういう首長にかぎって朝鮮学校は北朝鮮や朝鮮総連に支配されているから補助金を出さないなどと教師・生徒・児童を執拗に恫喝し、それをまた臆面もなく実行に移すのだ。このような行動・姿勢を指して一般社会では支配と呼ぶのである。教育基本条例案提示と朝鮮学校への補助金排除は彼らの本質の二つの顕れではないかと思う。

対談のなかで、石原氏は「僕が橋下さんを評価するのは、僕と同じ考え方だからなんだよ。」と言い、橋下氏はどういう意味だか「滅相もない。」と笑える返事をしているが、 条例案に対する教師や親たちの切実な不安や不信を思えば、まったくいい気なものだと感じる。どの新聞でだったか、少し前に、この教育基本条例案に関するアンケート調査に対して教員の9割が反対と答えたという記事を見たが、以下の記事は毎日新聞からの引用である。

「 維新の条例案について、全国の教育関係者は一様に否定的だ。特に現役の教師からは、厳しい批判の声が上がっている。
 栃木県立高校の30代の男性教諭は「教員にも生徒にもまったくためにならない」と言い切る。「教員は自分の評価を高めることにきゅうきゅうとし、同僚と協力しなくなり、クラス編成で成績の低い子を押しつけ合うことにもなりかねない」とし、学校の雰囲気の極端な悪化を予想。「そんな職場で働きたくない」と話した。東京都の市立小に勤める 男性教諭(34)は東京の実情と比較しながら「石原都政の10年余りで、都教委が教員への管理を強めた結果、特に若手は現場の状況に即していない指示でも、そのまま従うようになった。大阪もそうなるのでは」と懸念。「問題教員もいるが、背景に過密な労働環境があることも知ってほしい。処分強化で学校は良くならない」と訴える。

 千葉県内の公立高校の50代の男性教諭は条例案について「まず『罰』ありきの印象。教育の質向上が目的なら、処分より研修の充実が先ではないか」とし、統廃合も「定員割れを一方的に努力不足と評価するのは乱暴。結果的に行き場のない子供が増える」と疑問視する。しかし「今の学校には批判をはね返す力はない。生徒が活躍することで、教師の仕事を理解してもらうしかない」とも話した。」

「都教委が教員への管理を強めた結果、特に若手は現場の状況に即していない指示でも、そのまま従うようになった。」という話には憂うべき傾向がはっきり出ていると思う。数日前には愛知県知事も維新の会の教育基本条例案に賛同の意を表明したとのこと。これら教育現場破壊首長たちをどうにかして弾き飛ばしたいものである。


   3
命をあやめるのが今のルール上難しいなら、公務員の絶対的身分保障をなくしたい。
 橋下 命をあやめるのが今のルール上難しいなら、公務員の絶対的身分保障をなくしたい。
 石原 まったくですね。
 橋下 警察や消防、自衛隊は別としても、通常の公務員は役所で仕事をしているだけですから、絶対的身分保障を外したい。今回の職員基本条例案も処分や分限免職をもっと活用するというもの。楽で安定した仕事をしたいんなら民間へ、つらくて不安定でも公の仕事をしたいなら公務員に、という価値観にしなければならない。公務員の世界と大戦争になると思いますが。
 石原 クビの心配がない仕事なんて、滅多にない。アメリカも政権が変わるとワシントンの役人が半分ぐらい変わる。日本はほんとに安穏としている。 」

はて? 上記の「命をあやめる」という発言はどんな意味なのだろうか。脈絡もなく、突然こんな言葉が出てきたのには驚かされるが、橋下氏にとっては「命をあやめる」ことと「公務員の絶対的身分保障をなく」すことは等価だとでもいうのだろうか。これに対する「まったくですね。」との相づちもヘンだ。やはり似た者同士? 大阪市交通局では現在物凄い数の早期退職希望者が出ているそうだが、こんな発言を年中聞かされるのでは、さもありなん、と思う。しかし、公務員の絶対的身分保障なんて言い方はまったく不正確だと思う。一般論でいえば、確かに公務員は民間企業に比べて身分が安定してはいるだろうが、人間、明日のことは誰にも分からない。思いがけず病気になることも、事故や犯罪に巻き込まれることもないとは言えず、解雇や自ら退職しなければならないことだって起こりえるだろう。

先日大阪の府か市における公務員のボーナスの平均額が新聞に出ていたが、そんなに驚くほどの額ではなかった。あれでは子どもの教育費や家のローンなどがあれば生活にさほど余裕があるわけでもないように思えた。それにもかかわらず、公務員よりはるかに豊かであろう橋下氏がその地位について「絶対的身分保障」などと称して公務員を既得権益者の代表のごとくに叩くのは、彼らを敵にしつらえて大衆感情を刺激することで、府民を自分に引き付けようとする策略に過ぎない。公務員の労働条件が悪化すれば、民間企業でも経営者にさらなる賃下げなど付け入るスキをあたえるだろう。これでは働く者同士の共食い状態を招くだけではないだろうか。橋下氏はこのようにやたらと人に解雇をほのめかして脅しておきながら、一方では、「大阪市の最高意思決定機関として新設された市戦略会議の2日目の会議が24日、開かれた。生活保護について橋下市長は「ルールは守らなければならないが、受給認定は厳しくしてほしい」と注文した。」(産経12月24日)そうである。現状、生活保護の認定はどの地域でも非常にきびしいと聞く。受給者の半数は老人だというし、他は病人であるなどよほどの事情がないとまず認定してもらえないそうである。橋下氏はどしどし解雇はしたい(発言を聞くとそうとしか思えない。)、生活保護は受給させたくない、という自分の姿勢に矛盾は感じないのだろうか。生活保護の受給認定を厳しくせよ、と橋下市長に言われた以上、担当者には今後相当のプレッシャーがかかることだろう。これもまた橋下氏の他の行為と同様、「百害あって一利なし」の類いのことのように思える。
関連記事
スポンサーサイト
2011.12.31 Sat l 橋下徹 l コメント (0) トラックバック (0) l top

コメント

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://yokoita.blog58.fc2.com/tb.php/184-9bf63d6e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。