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「 堺市の竹山市長が「大阪都構想」について「議論する協議会に参加しない」と表明しま した。
 大阪市の橋下市長は「平松前市長と同じ」と堺市長を批判しています。
 松井大阪府知事、橋下大阪市長のもとを訪れた堺の竹山市長。
切りだした内容は…
 「2月の議会で(協議会設置の条例を)上程させていただくことは、今回は難しい」 (堺市 竹山修身市長)
 「大阪都構想」について話し合う協議会への参加を見送るというのです。
 「大阪府と堺市の間に二重行政ないと思ってます。今の政令都市よりさらに権限と財源がほしい」(堺市 竹山市長)
 政令市に昇格してまだ6年の堺市が、「大阪都」によって分割されるのは納得できないという竹山市長に対し、橋下市長は…
 「非常に残念です。平松前市長が言っていた主張と竹山市長が同じことを言い始めた。『独自で行くんだ』と。首長(市長)になってしまうと、独自でやりたくなってしまう」 (大阪市 橋下徹市長)
 あきらめきれない橋下市長は、今後も粘り強く、竹山市長に協議会への参加を呼び掛けたいとしています。」 (02/03 22:38) (MBS 毎日放送)

上の報道のように堺市の竹山市長は大阪都構想の協議から降りると表明したそうだが、これは自然の成り行きではないかと思う。別の報道記事によると、市長は都構想に対して「民意もない」とも述べたそうだが、普通に考えてそのとおりではないだろうか。というのも、私は神奈川県在住の者だが、もしも川崎や横浜という都市が人口が多すぎる、二重行政で不効率だ、などの理由で消滅させられて県によって吸収・分割されるという話が出てきたとしたら相当な戸惑い・抵抗感をおぼえるにちがいないと思う。愛着( 住民にとって愛着の程度は府(県)と市(町村)では具体性において差異がある)も無視できないが、それよりも、権限も財源もこれまでよりずっと縮小させられ、端的にいって自主権を奪われることになるのだ。たとえば、政令指定都市の場合、府県知事を通さずに独自に国と交渉ができるそうだから、その権限の大きさと自治体としての独立した性格が分かろうというもの。都構想は堺市の側に立って考えてみれば、ほとんどメリットのない話のように思われる。これは大阪市にしても同様ではないだろうか。

村上弘氏の「『大阪都』の基礎研究 ー橋下知事による大阪市の廃止構想ー」によると、専門家の間では、東京都制は太平洋戦争の勃発がなかったらおそらく実現できなかっただろう、と言われているそうである。1943年の都制導入は戦争遂行のための国民統制・支配の必要上それまでの東京市より東京都という集権体制のほうが国にとって都合がよいという理由によるもので、決して住民の福利や生活向上、東京の発展のためではなかったということである。また先進国にかぎることだが、東京都のような都区制度を採用している大都市は世界のどこにも見られないそうだ。そりゃあ、基礎自治体の当事者にとっては権限も財政も他の一般的な自治体より小規模にさせられるのだから勘弁してもらいたい制度だろう。東京都特別区は現在も法人税、市民税の徴収の権限は付与されておらず、東京都から配分してもらっているのだ。戦後の東京の発展は都制度によるものではなく、首都機能によるものであることは明らかであるように思われる。

橋下氏は「平松前市長が言っていた主張と竹山市長が同じことを言い始めた。 『独自で行くんだ』と。首長(市長) になってしまうと、独自でやりたくなってしまう」と述べているが、この言い方はじつにヘンだし、平松・竹山の両氏に失礼だろう。もし、これまで府と大阪・堺市が合併してそれなりに実績を積み上げて上手くいっているところに市側が基礎自治体として独立したいと言い出したのならまだ橋下氏の言い分も分からなくはないが、これまで大都市自治体として実績を積んできた市に対して合併を強硬に言い出したのは知事時代の自分のほうだったろうに。このような無神経で自分勝手な言い分を聞いていると、橋下氏こそ府知事になったことで大阪市や堺市が持つ権限や財産を府のものにして『独自にやりたくなった』のではないかと言いたくなる。

もちろん橋下氏は都構想について大阪全体の発展のためと称しているし、主観的にはそうにちがいないだろう。が、堺市長は「大阪府と堺市の間に二重行政ないと思ってます。」とも発言している。この発言からは、そもそも都構想が生じた原因の一つであったはずの「二重行政の除去」について府と市の間できちんと詰めるというような作業はこれまでやったこともないし、大まかな共通認識さえ築いてきていないらしい様子が伺える。してみると、橋下氏が大阪市を(可能ならば堺市も)廃止しなければ大阪全体の発展につながる政策はできないという政策とはどのようなものなのか? 第三者は本人に具体的な構想を語ってもらうしか知りようがないし、これだけ重大な課題なのだから橋下氏にはもうそろそろ公的にきちんと語る必要も責任もあるだろうと思う。
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2012.02.04 Sat l 橋下徹 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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