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2月3日の予約投稿にしていたことをすっかり忘れてしまっていました。自分で設定していながら2月10日ころのはずと勝手に思い込んでいて、さて続きを書かなければとつい今しがた管理画面を開いたところ、すでに「公開」になっているのにビックリ仰天。 そういえば、以前にも同じことがあったような記憶が…。アァ…。大急ぎでタイトルを付け、文章も大慌てでしどろもどろながらなんとかかんとか恰好を整えましたが、ともかくすでに読んでくださった方にはまったく申しわけないことをしてしまいました。何卒ご容赦ください。(2月4日17時)

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このところシリアにつづいてマリ、アルジェリアなど、アフリカの事件情報に触れることが多いわけだが、その際いわばこれらの事件の原点として2011年のリビアの出来事(カダフィ惨殺もふくむ)に言及されることが多い。しかしそれもごく断片的なもので、本当にこちらが知りたいと思うことは一体どうなっているのか一切分からない。切に知りたいのは、NATO空軍の2万回越という出動、3000回に近かったという爆弾投下により破壊されたリビアの街々や村々が現在どういう状態になっているのか、また650万人というリビアの一般の人々は現在どんな生活を営んでいるのか、経済状態や子どもたちの学校生活はどうなっているのか、カダフィ時代と比べて現在のほうが暮らしやすいのか、それともそうではないのか、ということなのだが、それらについての情報はまったく耳にも目にも入ってこない。数日前、あらためてリビアについてネット検索してみたところ、2004年11月8日から24日までの17日間にわたってリビアにパック旅行(参加者10数人)をしたという人のブログに行き当たった。一般の日本人による「リビア体験記」ともいうべきこういう記事はじつは大変珍しいのではないだろうか。しかも内容豊富、とても興味深く読むことができた。取り上げて紹介しておきたい。

リビア旅日記一覧

日付を見れば分かるように、計12本の記事のうち、8本は2008年にアップされていて、こちらは純然たるリビア旅行記である。リビアという国について私は2011年までほとんど何も知らなかったのだが、また今もそのころとさほど変わりはないかも知れないのだが、この旅行記を読んでみると、リビアは国土の8割が砂漠だというが、それにしてはカダフィ時代のリビアは見事なローマ遺跡の景観もふくめて観光地としてもなかなかに魅力的な国だったことが感じられる。この側面についてはいろんな種類の写真が豊富に掲載された当該ブログを実際に見ていただくとして、今日ここで取り上げたいのは、2011年リビアがNATO軍の猛攻撃によって一挙に世界の注目の的にさせられた際にアップされた4本の記事についてである。最初のものは2011年2月22日の「砂漠の狂犬・・・なのか。」と題された記事だが、「リビアが大変なことになっている。」という書き出しからして、騒乱のリビア情報に突然接したブログ主の、予想外のニュース、思いがけない情報に接したという驚きが感じられる。


「リビアが大変なことになっている。あのカダフィ政権が倒されるのも時間の問題だが、それまでにはたくさんの血が流されそうだ。(略)何時の頃からか観光事業にも力を注いでいるようで、今ではパックツアーなら簡単に行ける様になった。」/「あまり知られていないが、リビアは観光的には非常に魅力的な国だ。地中海に面した風光明媚な海岸線には、巨大なローマ遺跡が非常に良い保存状態で点在する。その規模は対岸のヨーロッパの比ではない。国土の大半を占めるサハラ砂漠は人類の文化を寄せ付けないが、それとて観光となれば魅力的だ。ガダメスなど、古くて美しい町もある。」/「テロ支援国家の汚名を返上した直後のリビアだったので「悪の枢軸」的イメージのまま、リビアに行ったことは確かだった。ところが、その「中東の狂犬」カダフィが仕切るリビアは意外なほど・・・ていうか日本より治安が良い。国民は裕福とは言えないが、餓死しそうなヒトとか乞食は見当たらない。インフラはよく整備されていて、17日間の旅行の間、不愉快なことは無かった・・・・妙に「カダフィ万歳」的なスルーガイド以外は。」/「いろんな国を団体や個人で旅行したが、リビアほど不満が無かった国はないかも。それはホテルの設備とか食事の質とかいう低俗なモノではなく、観光客に対するホスピタリティというか「本根」というか。もちろん、観光に携わるスタッフの経験度は低いので、一般的には「なってないサービス」と感じる方がほとんどだと思うのだが、私には不器用な中に「砂漠の民の粋」を感じた。」/「当然、リビアがカダフィによる独裁政権下に置かれていることは知っていたが「皆、幸せそうだし、これでいいんじゃない」って思ったまま帰国した。その後、こんな事態になるまで「カダフィって悪いヤツじゃないじゃん。偉い独裁者かもね」なんて本気で思っていたのだが、やっぱり国民の不満は当時から燻り続けていたってことか。」

思わず記事のほとんど全部を引用させてもらうことになってしまったが、末尾の「やっぱり国民の不満は当時から燻り続けていたってことか。」という一節をみると、2011年2月というこの時点では、「一般市民の平和的なデモ隊に向かって政権側が銃を向けてやみくもに弾圧し、殺戮している」という一方的な報道記事の氾濫のなかで、ブログ主もリビア社会では一般市民のカダフィ独裁体制への不満がうず高く蓄積していたのか、そしてそれが今回一気に爆発したのかと半信半疑ながらも考えていたことが分かる。

このときから8ケ月後の10月末、血まみれにされたカダフィが見るも無惨に殺害された後、こちらのブログでは、「カダフィのリビア」「カダフィのリビア 2」「カダフィのリビア 3」の3本の記事が書かれているが、「リビアとカダフィについて、ちょっと語りたい。」という気軽い書き出しで始まるこの3本の記事は2008年掲載の「旅行記」のあらためての確認作業のような内容になっている。いったいリビアはどんな国なのか? そして独裁者カダフィとはどういう人間なのか? というブログ主の問題意識と無惨なリビア破壊への抗議の意図がこめられているように思われる。ガイドの男性は大変なカダフィ心酔者だったらしく、ブログ主はこんなふうに書いている。

「ヤツの話だと、リビアでは教育・医療はタダ同然。住居も超格安で提供され、食費も安い。最低限の生活が保障されているから乞食はいないにし治安も良い。50歳で定年となるが、その後もそれまでの給与の70%だったかな?が保障される・・・などなど。もう理想的国家を実現しているかのようだった。/私など、最初の半日で「なんだ、カダフィの宣伝マンかよ」と見抜いた気分になったが、実際に治安は日本並み?それ以上?? 乞食(ものもらい)には1回も遭遇しなかった。都会では交通マナーも良い。旅の後半では「ガイドが言うことは半分本当かも・・・」と思う様になった。」

また、カダフィの有名な「サハラ大河川計画」についても触れられている。

「サハラの地下にある大量の水を直径4mものパイプラインで各地に運び、砂漠を緑地化し、かつ湾岸地域の水不足を解消しようという壮大な「サハラ人工河川計画」。将来、石油が枯渇した場合に備え、農作物を完全自給出来る様に考えた・・・という。2004年の時点で70%が完成し、3年後には完成予定ということだったが、現在はどうなっているのだろうか? /この工事には天文学的な金が掛かり、完成してもそれに見合う効果が疑われている。しかし、現実にはトリポリやベンガジ等の大都市には、既に人工河川の水が導かれ、市内は緑豊かな美しい景観が保たれているし、農地化された砂漠で収穫された野菜のお陰で、食事には黙っていても新鮮な野菜がたくさん提供される。/有限な地下水を汲み上げているのだから、将来性には?も付くが、それでも「極悪独裁者」が石油の富を投入して「国民の野菜の心配」をしてくれるのは不思議な話ではある。」


10月のカダフィ死去後の2011年10月26日、ブログ主のほいみさんはコメント欄で、「今回の民主化運動による「カダフィ殺人」は仕組まれています。」「暫定政府のボスには欧米にとって都合の良い人物がなるはず。」「リビアはリビア人が望んでいる方向には行かない。」「恐らく当分、リビア旅行は出来ませんね。」と書かれている。「リビア旅行は出来ませんね」といえば、どこかの記事で読んだのだが、フランスとともにリビア壊滅の主導国である米国と英国は、その後自国民に対してともに、よほどのことがないかぎりリビア観光は控えたほうがいい、治安に不安がある、と警告していたようである。こちらのブログ記事を読んでいる間、私の頭のなかでは藤永茂氏のブログ記事「リビア挽歌」の内容が二重写しのようになって甦っていた。双方が核心として感じとっていることに共通点が多いように思うのである。(リビア挽歌(1)リビア挽歌(2))両ブログともにお薦めしたい。
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2013.02.04 Mon l 社会・政治一般 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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