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先程NHKテレビで次のニュースが流されているのを見た。

「 北朝鮮軍の最高司令部は5日夜、アメリカ軍と韓国軍の合同軍事演習に反発して、「今月11日以降、朝鮮戦争の休戦協定を白紙とする」と一方的に宣言するとともに、「追加の対抗措置を連続して取る」と警告し、再び核実験などに踏み切る構えを示しました。

 これは、北朝鮮軍の最高司令部の幹部が、5日午後8時から国営テレビを通じて声明を読み上げたものです。
 声明は、アメリカ軍と韓国軍が今月1日から2か月間の日程で行っている定例の大規模な合同軍事演習について、「最も露骨な軍事的挑発だ」などと厳しく非難したうえで、「より強力で実質的な対抗措置を連続して取ることになる」と警告し、先月に続いて、再び核実験などに踏み切る構えを示しました。
 さらに北朝鮮軍は声明で、朝鮮戦争の休戦協定を、米韓の合同演習が本格化する今月11日以降、完全に白紙とし、軍事境界線にあるパンムンジョムの北朝鮮側代表部の活動を全面的に中止するとしています。
 北朝鮮軍は先月も、韓国に駐留するアメリカ軍の司令官に対して、「演習を強行して戦争の導火線に火をつけるなら、その瞬間からあなたたちにとって最もつらい時間が流れることになる」とけん制しています。


先日、毎年行なわれる米韓の強力な共同軍事演習が長年北朝鮮にどれほど深い脅威をあたえてきたかについての李泳禧氏による韓国国内での講演(1998年)の内容を「北朝鮮の核と米国」で一部紹介した。このような実態について日本国内ではほとんど知られていないと思われるが、「ロシアの声」によると、昨年8月米韓は、「北朝鮮に対する侵略・占領・治安維持を想定した」軍事演習を敢行したという。この記事には、 「先例のない挑発」という題が付けられていた。

「「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は、韓国を占領することを想定した軍事演習を行う」もしも平壌がそうした発表を行えば、世界に一大センセーションが巻き起こるだろう。国連安保理の紛糾も避けられまいし、侵略を説得する怒号にも似た依願が寄せられるだろう。さてここで、韓国紙「ドナ・イリボ」を覗いてみよう。ここに、最近行われた韓米共同軍事演習についての記事がある。演習は、韓国軍による北朝鮮の占領を想定したものだったという。しか しこの記事は、ほとんど耳目を引くことなく看過されてしまった。
 朝鮮半島情勢に関するダブルスタンダードは全く露骨だと、ロシア科学アカデミー極東研究所のコンスタンチン・アスモロフ研究員は考えている。
 ― 北朝鮮が人工衛星を打ち上げると、あたかもミサイルが発射されたかのように騒ぎが持ち上がり、紙面に「標的はソウル」「東京に向けたもの」といった大きな活字が並ぶ。しかし韓国が、北朝鮮占領という具体的目的に基づく具体的な軍事演習をしても、世界は何の反応も示さないのだ。
 韓米共同軍事演習が行われたのは8月のことだったが、演習が北朝鮮占領およびそれに続く治安維持を想定したものであったと明らかになったのは最近のことだ。このような課題をもった軍事演習は始めてのものだとコンスタンチン・アスモロフは指摘し、さらに次のように続けている。
 ― これまで演習では、北朝鮮から攻撃が加えられた場合の行動が訓練されていた。韓国はこれら軍事演習を、外国の侵略に対する防衛的意味のものだと正当化することが出来た。翻って今度の演習は、本質においてほとんど挑発である。韓国と米国は、北朝鮮の神経を逆なでしただけではない。本質において演習は、アジア太平洋地域全体の利益を損ねかねない侵略的傾向のデモンストレーションだったのだ。(略) 」

軍事衝突は一度始まってしまえば、もう誰の手にも負えなくなってしまうことがこれまでの歴史的経験から明らかだろう。そんなことには決してならないと思ってはいるが、ただもうこれまでのように北朝鮮に対して一方的に轟々たる非難を浴びせてそれで済む問題ではなくなっているだろうと思う。北朝鮮に対する米(韓日)の行動と姿勢はここまではたして北朝鮮側よりもいくらかでもマシだったといえるのか、ほんの少しでも相手より道義に優り、いくらかでも誠実に行動したと判断されるのかが問われなければならないように思う。問題の考察のために前回につづいて李泳禧氏の講演の後半部分を以下に紹介する。


 朝鮮半島の核危機――北朝鮮よりさらに大きな米国の責任
 北朝鮮の核と米国の核問題については長々と説明する余裕はないのですが、概して北朝鮮の責任が三分の一、韓国の責任三分の一、米国の責任三分一と、これほど責任の分布が複雑です。むしろ事実は米国の責任が圧倒的と言うのが真実に近いのです。われわれは北朝鮮だけの責任と犯罪行為であると言っていますが、実際は違うのです。1989年度末から北朝鮮が核原子炉を建設し始めた時期の北朝鮮の経済力、GNPは、韓国の15分の1、20分の1です。駐韓米軍を除外しても韓国の軍事力がすでに北朝鮮軍事力を圧倒する状態でした。駐韓米軍と核兵器を併せた韓米共同軍事力は、北朝鮮にとっては常に脅威的な存在でした。戦争の能力がこのように偏ることになります。だから北朝鮮としては、そのような論理から始まったのだと見ることができます。
 なぜ米国がそのように北朝鮮に対してだけ執拗に戦争を強要するのか、これを考える必要があります。おもしろい事実は、1991年、1992年現在、核拡散禁止条約に加入しなかっただけでなく、国際原子力機構の原子炉査察を拒否している国が世界に28ヵ国あったということです。核施設を作っている国は10余ヵ国もありました。この28ヵ国に対して、米国が北朝鮮に対して行っているように、戦争で屈服させると脅迫しているのを見たことがありますか? もちろんないでしょう。事実、ありませんでした。ご存知のように、一昨年末にパキスタンとインドがついに最終的な実験をしましたが、特に重要なのはイスラエルと南アフリカ共和国です。イスラエルは1980年代半ばに既に核弾頭約100個、そしてそれを装着してソ連のウラル山脈まで飛ばすことができるミサイル約200基を保有していました。ところでどうしてイスラエルがこのように恐るべき核軍事力を作ったのでしょうか? 皆さんは米国がアラブ国家に、核兵器や化学・生物兵器、大量殺傷武器を持てないよう圧力を加えていることはよくご存知ですね? ところがイスラエルは、既に核兵器保有国家になったということなのです。だからアラブ国家は米国に対して、「米国はわれわれには圧力を加えるのに、なぜイスラエルに対しては言わないのか、米国はイスラエルが核兵器国家であることを充分承知しているではないか?」こう反駁してきました。それで1991年、米国のイラク攻撃戦争後に、アラブ国家が米国に対してこのような問題を強力に提起したのです。「われわれが持っている情報によれば、イスラエルの核弾頭に使われたウラニウム原料は、米国政府が管理している倉庫から出てきたことは確かである。われわれはその証拠を提示することもできる。イスラエルの核武装は米国が支援していると理解する。証拠もある」と、このように言ってきました。ウラニウム、プルトニウムなどの購入、貯蔵、開発などの責任機構は米国政府の子不ルギー省ですが、何日か後にエネルギー省のスポークスマンが公式的に釈明をしました。「アラブ国家が提示している問題のため調査を行ったところ、エネルギー省のウラニウム倉庫からウラニウムがわれわれも知らない間に盗難にあった事実を確認した」ということでした。なんと見え透いた弁解でしょうか? 中東アラブ地域においてイスラエルは、米国の事実上の代理人でありますからね。
 南アフリカ共和国(過去は連邦)は、少数白色人種による多数黒人種隔離政策で悪名高い国家・体制でした。人類史上その残忍性は、ナチのヒトラーのユダヤ人・共産主義者・社会主義者・ジプシー・労働運動家・知識人600万人の大虐殺に次ぐ反人類的政権でした。その南ア共和国で1992年8月に、米国の核技術者とCIA要員が南ア共和国に協力して、南ア共和国が生産した核爆弾6個半を解体しました。
 なぜそんなことをしたのでしょうか? 皆さんご存知の通り、米国は南部アフリカの20余ヵ国家を制圧する南ア共和国を強化するため、南ア共和国の核武装を支援したのです。ところがその2年後には、黒人指導者マンデラが率いる黒人多数勢力政権が執権するようになりました。マンデラは、米国が煙たがる社会主義的思想傾向の指導者でした。米国は、南アフリカの国家に対する覇権確立のために、人類史上ヒトラーに次ぐ極悪な政権と国家と体制の核武装化に協力したのですが、米国の覇権主義に反対する黒人政権にその核兵器を引継がせるわけにはいかなかったのです。イスラエルと南ア共和国に対する米国の核政策は、世界における米国の核政策の偽善性と欺瞞性を立証する代表的な事例です。北朝鮮と米国の核対決の真意を理解するのに、役に立つことでしょう。

 朝鮮半島核危機の本質とその責任の分布
 1990年代初め、核拡散禁止条約にも加入せず、核査察も拒否する国家が28ヵ国もあったのに、なぜ唯一北朝鮮に対してだけ、そのように意地悪くしたのかを考えてみるべきです。ソ連が崩壊した後、米国が唱えた「世界新秩序」というものが、米国だけで全世界を支配する秩序であることは皆さんもご存知のはずです。すなわちそれまでのソ連と米国の「両国支配秩序」を、米国の単独支配秩序にするという決意の表示でした。その見本として、圧倒的軍事力でいくつかの国の軍隊を無理矢理引き込み、あたかも国際的合意であるようにイラクを叩き潰しました。米国の「世界新秩序」とは、「(一)米国は、今後旧ソ連の領土に、過去のソ連のように米国に対して競争者的な力を持つ国家や軍事力が生まれることを絶対に容認しない、(二)地球上どこにおいても、米国の指示に従わない国家や政権は容認しない、(三)そのような群小国家は早急に低廉な費用で打倒してしまう、(四)その目的のために可能ならば国連を利用するが、国連が軍事行動に反対するときには米国単独で処理する、(五)そのために米国は、全世界国家の軍事力を合わせたものより強大な軍事力を常時維持する」というものでした。ロシアは既に米国の核の敵ではありません。二等国家程度にもなりません。実際にソ連の核ミサイルは、今、米国が金を与えて解体しています。ただ、今解体しているものを全部解体しても、二国合わせて一万個は残るでしょうが。ロシアは、米国が現在さかんに行っている最中のユーゴスラビア連邦コソボに対する戦争が気に喰わないので、ロシア艦隊を送るだとか何だとか言っていますが、ロシアにそのようなことができる力はありません。経済や金融や軍事力全て、米国に依存していますから。そうなると、それ以外の二等国家、三等国家は米国の要求や米国の利益に挑戦することは想像すらできません。世界は米国単一支配の下に置かれる、これが米国の構想したいわゆる「世界新秩序」の内容であり、目標です。
 米国は力の行使に国連の力を借りたり国連の権威を利用しようとするものの、国連が協力してくれなければ国連を度外視し、単独行動し、国連であれ何であれ米国独断で世界秩序、すなわち米国の覇権を確立し進むというものです。これが1991年のソ連崩壊後に、米国のブッシュ大統領政権が世界に公表した「世界新秩序」という国家目標と理念の中身です。それでイラクを攻撃した1991年から常にそのようにしてきました。米国の国防長官と連合参謀部長が、それぞれその年の米国軍隊の軍事力の用途、そして米国軍隊が今年何を目標として動くかという計画書を、議会の上院軍事委員会に提出します。1992年の計画書を見ると、米国が今後「攻撃する」国として5力国を列挙しているのですが、イラン、イラク、リビア、キューバ、そして北朝鮮の5力国です。ところが1993年度にはイランが抜けます。それで4力国が、イラクは現在も続けている状態なので別個にすれば、3ヵ国(政権)だけが残ることになります。リビアのカダフィ大統領、キューバのカストロ、北朝鮮の全日成主席、ところが1994年になり、リビアも抜け、キューバも抜けて北朝鮮一つだけが残ります。そして何と言っているかというと、今年(1998年)、米国の軍事力は北朝鮮を一気にぶっつぶしてしまうというのです。それで先ほど申し上げたように、1994年夏には3年前イラクを攻撃したような規模と最先端の軍事力が北朝鮮を包囲して、ただ攻撃日と時間だけを検討していました。
 ところが米国大統領や軍部強硬派にとってツイていなかったのは、カーターという前大統領が平壌に行ったことです。カーターが行って金日成主席と協議をしたのですが、金日成は核協定に同意すると言い、南北首脳会談もする用意がある、国際原子力機構の査察も受けると言ったのです。核原子炉を除去はするが、ならば米国がなすべき義務事項があると言って次のように提議しました。 」

つづく
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2013.03.06 Wed l 社会・政治一般 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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