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 地裁および控訴審判決の恐るべき白々しさ
前回のブログでKさん殺害事件に対する風間さんの無実の訴えを紹介した。風間さんは法廷でも最初から一貫して同じ訴えをしてきたのだが、これに対して一審の裁判所が「風間は、何の根拠も示すことなく、ただひたすら「Kとの紛争は解決がついたと思っていた」などと述べるばかりなのであ」る、との判定を下したことも紹介した。この「風間は、何の根拠も示すことなく、……」という判示は、何回読んでも、いや繰り返し読めば読むほど、救いようもなく支離滅裂かつ悪質だと思うので、この問題についてもう少し書いておきたい。

風間さんは、「Kとの紛争は解決がついたと思っていた」からこそ、そしてKさん殺害の計画など何も知らなかったからこそ、Kさん用に注文したローデシアン(126万円を3月25日支払済)にかてて加えて、新たに受注したKWさん用のローデシアン(135万円)の支払手続きをしたのである。これは、Kさん殺害当日の4月20日の昼間であった。このことが無実の主張の「根拠」でないというのなら、一体何だというのだろう? 裁判所は風間さんが金銭に対して異様な執着をもつがゆえにKさんへのローデシアンの返金を惜しんでKさん殺害を計画し実行したと断定している。ならばその風間さんが無駄遣いになることがあらかじめ解っているローデシアンを新たに注文し支払いをした理由について明示するのは当然のことである。おそらく、その明示が不可能であるがために、裁判所は「風間は、何の根拠も示すことなく、ただひたすら「Kとの紛争は解決がついたと思っていた」などと述べるばかりなのであ」る、などとまったく意味不明のデタラメな判定を並べたのではないか?

Kさん殺害の翌日風間さんのペットショップにかかってきたKさんの妻からの電話の件も、上記の場合と同じく、風間さんがKさん殺害事件に関して無実を主張するに十分過ぎるほどの根拠をそなえたものである。

まず、4月20日――Kさんが殺害された日の風間さんの行動であるが、この日風間さんは愛人のMR氏と昼の12時30分から午後中を一緒に過ごし、午後4時半過ぎに熊谷駅でMR氏と別れた。ペットショップに戻ったのは午後5時過ぎ、帰宅したのは午後7時過ぎである。その後、午後11時頃、Y氏から電話がかかり、「これから東京まで車を置きに行きたいんだけれど一緒に行ってくれるかい。社長から聞いてる?」と言われた。風間さんはその前日か前々日に関根氏から「Yにはいろいろ世話になっているので、Yから用事を頼まれたらできるだけ応じてやってくれ」と言われていたことから、これに応ずることとし、Y氏と行動を共にした。このことはこれまで何度も述べてきたとおりである。

その翌日の4月21日、昼の12時頃、帰宅しない夫の身を案じたKさんの妻N子さんから風間さんのペットショップに「社長いますか、社長を出してちょうだい」との電話がかかってきた。Kさんの弟さんの法廷での証言によると、N子さんはその日の朝、勤務先(社長はKさんの実兄)に電話をかけて夫が出勤していないことを知ると、「犬屋にさらわれたのではないか、さらわれた…」と口にしていたそうである。風間さんは、N子さんとの面識はなく、ペットショップの社長は自分であることから「社長は私ですが…」と述べたが、とぼけないでよ、偽装離婚でしょ、などの応答で電話の主がKさんの妻であることを知ると、すぐに「関根は今、片品のYさんの家に住んでいるからそちらに連絡して下さい」と言って、片品のY方の電話番号を教えた。このことはN子さんの第31回公判の証言、風間さんの第60回公判の供述から明らかである。Y宅の電話番号を聞いたN子さんはその直後から何度もY宅に電話をかけたが誰も出なかった。そのうちKさんの弟さんが兄の安否を心配してN子さんを訪ねてきた。弟さんが、N子さんに代わってY宅に電話をかけると、ようやくY氏が出た。その時、弟さんが自分はKの弟である旨名乗ると、Y氏の対応は「はぁ?って、どちらの、さあっていうような感じで、とぼけて」(一審法廷証言)いたそうである。このあたりの経緯を、一審判決文から引用し、この判示の問題点を指摘したい。

「1 前記のとおり、被告人両名はKを佐谷田の車庫に誘き出して殺害したが、Kの妻や兄らは、4月20日夕方に勤務先を出たまま行方不明となったKの安否を気遣うとともに、同人が以前から被告人関根らと犬の売買等の話で揉めていたことから、被告人らがKに何らかの形で危害を加えたのではないかと疑い、Kの兄らが4月21日昼ころに片品村の前記Y方に電話を掛けて応対に出た被告人関根を追及したり、同日深夜には被告人関根らを問い詰めようとY方に車で赴いたり(ただし、Y方の近くに右車両を駐車させていたところ、万吉犬舎から車で戻って来た同被告人及びYがこれを見付けてY方に入ることなく逃げてしまったため、結局同被告人らに会うことはできなかった。)していた……」(「一審判決文」p42)

お分かりだと思うが、裁判官は判決において「Kの兄らが4月21日昼ころに片品村の前記Y方に電話を掛けて応対に出た被告人関根を追及したり」「関根らを問い詰めようとY方に車で赴いたり」とKさんの家族・親族の行動を正確に記していながら、肝心要の1点――すなわち、Kさんの家族にY宅の電話番号を教えたのは、他ならぬ風間さんであることを隠蔽しているのである。最初に取り上げた「2頭分のローデシアンの輸入代金振込み済み」の件を隠蔽したのと同じく、ここでは、風間さんがKさんの妻にY宅の電話番号を教えたことを隠蔽した上で、ぬけぬけと「風間は、何の根拠も示すことなく、ただひたすら「Kとの紛争は解決がついたと思っていた」などと述べるばかりなのであって」と判示しているのだ。こんな悪質な判示が許され、世の中に通用するのなら、私たちも運次第でいつ何どきどんな無実の罪を着せられるか分かったものではない。控訴審の公判において、被告・弁護側はもちろん一審のこの判示に抗議し、過ちを正すように求めた。その結果、控訴審の判示は、以下のようになった。

「(風間の弁護人及び風間)風間は,Kが殺害された翌日の昼ころ,Kの所在を探していたKの妻から電話で関根の所在を聞かれた際,片品村のY方の電話番号を教えているが,このことは風間がK殺害を知らなかった証左である,というのである。
しかしながら,風聞がKの妻に関根の所在を教えたころには,既にKの死体の始末は終わっていたのみならず,N子の検察官に対する供述調書によれば,風間は,Kの妻からの問い合わせに対して,当初,関根とは離婚しておりどこにいるかも分からないなどととぼけたものの,偽装離婚だろうなどと言って追及されるに及んで片品村のY方の電話番号を教えたのであって,このことはむしろ風間が関根の所在を隠そうとしていたことになりこそすれ,K殺害を知らなかった証左となるものではない。」(「控訴審判決文」p29~30)

裁判官は「風聞がKの妻に関根の所在を教えたころには,既にKの死体の始末は終わっていた」というが、N子さんが電話をかけてきたとき、Y宅での「死体の始末」が終わっていることをY宅に電話をかけてもいない風間さんがどうやって知ったというのだろうか? 判決はまた、「N子の検察官に対する供述調書によれば,風間は,……関根とは離婚しておりどこにいるかも分からないなどととぼけたものの,偽装離婚だろうなどと言って追及されるに及んで片品村のY方の電話番号を教えた」とも記述している。しかし、法廷でN子さんは、「離婚しておりどこにいるかも分からないなどと」風間さんが話したということを否定しているのだ。N子さんは、電話での風間さんとのやり取りについて一審の法廷で次のように証言している。


N子  社長は、社長、いますかと言ったら、自分が、私が社長だと言うので、いえ、偽装離婚のことは風間のほうから、そのときは風間と聞いていたので、風間さんからきいていますと、言いました。
――今言った、風間さんから聞いてるという風間さんは、
N子  関根です。 
――関根被告人のことですね。
N子  はい、そうです。
――聞いていますというように言われたわけですか。
N子  はい。
――そしたら、風間被告人は何と答えましたか。
N子  いえ、すんなり、何も言うも、言わないも、はい、分かりましたと、もうすぐに電話番号、教えてくれました。
――そのときに、いや、偽装離婚ではなくて、ちゃんと離婚しちゃってるんだと、だから、今、関根被告人はどこにいるか分からないというような話は、出ませんでしたか。
N子  出ませんでした。
――偽装離婚に対する、まあ否認というか。
N子  しませんでした。
――私は絶対、偽装離婚なんかしてませんというような反論は、なかったですか。
N子  ないです。
――で、当初は、関根被告人の居所については、どういう言い方で風間被告人は答えてましたか。
N子  ここにいると思うから、多分ここにいるからっていうことで、電話番号、教えてくれました。 」

N子さんはこのように明確に風間さんが偽装離婚について否認も反論もせず、「もうすぐに電話番号、教えてくれました」と述べている。私は残念ながらこの検察調書を確認していないのだが、おそらく法廷証言以前の検察官に対するN子さんの供述調書には、「風間は,Kの妻からの問い合わせに対して,当初,関根とは離婚しておりどこにいるかも分からないなどととぼけた」というように書かれていたのではないかと思われる。法廷でN子さんに対して執拗なほどに風間さんの電話での応対――風間さんから発せられた言葉がどうだったのか具体的に細かく問い質されているのはそのせいではないかと思われる。しかしその尋問に対して、N子さんは上記のように明確に、風間さんが「すんなり、何も言うも、言わないも、はい、分かりましたと、もうすぐに電話番号、教えてくれました。」と述べているし、「関根被告人はどこにいるか分からないというような話は、出ませんでしたか。」という問いにも「出ませんでした」とはっきり答えているのだ。にもかかわらず、控訴審の裁判官は、N子さんのこの法廷証言を完全に無視して、ここでN子さん自身によって明確に否定されたはずの「関根とは離婚しておりどこにいるかも分からないなどととぼけた」という、捜査段階における検察官調書を採用しているのである。まさしく裁判官による事実の歪曲、捏造であり、これでは被告人が救われる方法はないことになる。

そもそも、「偽装離婚だろうなどと言って追及されるに及んで片品村のY方の電話番号を教えた」という裁判官の上記の判示は、これ自体まったく意味をなしていない。「偽装離婚」という言葉を持ちだして追及されたからといって、「Y方の電話番号を教え」るという結果が導き出されるどんな理由があるのだろう?「偽装離婚」が税務署からの追及だったとでも言うのならともかく、関根氏の知人から発せられた「偽装離婚」の言葉に風間さんが動揺したり怯えたりする必要など全然ないはずではないか。「偽装離婚だろうなどと言って追及されるに及んでY方の電話番号を教えたのであって,このことはむしろ風間が関根の所在を隠そうとしていたことになりこそすれ,K殺害を知らなかった証左となるものではない。」という判示は、事の筋道・道理をまともに説明できない裁判官の恐るべき言いがかり、そして言い逃れであろう。

それから、Kさん殺害事件当日の昼間、風間さんが4時間余の長時間を愛人と一緒に過ごしていた事実に対して、裁判所が一審・二審ともに一言も触れることなく、完全黙殺していることにも深く留意すべきだと思う。
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2013.06.15 Sat l 埼玉愛犬家連続殺人事件 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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